慢性腎臓病(CKD)対策には漢方を!
~CKDは予防医学の漢方治療が向いている疾患です~
・健康診断でクレアチニン値やeGFRで腎機能低下が指摘された方
・「人工透析になるかもしれない」と不安がある方
・色々努力はしているが数字が悪化している方
・今現在透析しているが、体調が悪い、尿素窒素が減らない方
当薬店で一気に増えた腎臓相談
さまざまな理由で腎機能が慢性的に低下する病気を「慢性腎臓病(CKD)」と呼び、日本人の7人に1人は、腎臓が危険水域にあると考えられています。
新たな国民病とも言われ、国や製薬メーカーの啓蒙活動もあり気にされる方が増えたためか、
ここ数年店頭の「腎機能相談」の文字をみて、漢方でやれることはあるのかと、お問い合わせいただくことが大変増えたご相談のひとつです。
特に「生活に気を付け病院にもこまめに行っているのにeGFRやクレアチニンの数値がずっと悪くなってきている」という悩みをもった方も多くいらっしゃいます
共通するのは
「人工透析になりたくない」
来店された方が口にするのは「人工透析になりたくない」です。
現在日本では毎年4万人が新たに透析治療を始めています。GFR15未満、つまり健常者に比べて腎機能が15%未満まで落ちると、末期腎不全として透析が必要になります。
週3回4時間拘束される人工透析人生は、
刺さっている太い針の痛み、
同じ姿勢でいる肩や腰の痛みなどの肉体的苦痛、
金銭面や仕事などのスケジュールが立てられない不安、
水分や食事制限など一生続けなければならない、という精神的苦痛を訴えられます。
また、今透析をされている方も当店にご相談にいらっしゃいます。
透析というのは、腎臓の機能の肩代わりをして下駄を履かせているような状況です。
腎機能が悪くなりすぎると下駄を履いていても問題が出て、尿素窒素などの解毒がうまくできずに数値が下がらない、腎性貧血による疲労感をなんとかしたいというご要望が、
透析になった方からのご依頼の多くを占めます。
腎機能悪化の理由
CKDは糖尿病、高血圧症、高尿酸血症、脂質異常症といったメタボリックシンドロームと関連のものとかかわりが深く、どれも腎臓に慢性的な炎症を引き起こし腎臓を悪化させます。
そもそもメタボは代謝の病的な状態で、病的な代謝というのは解毒がうまくいっていないー血糖や尿酸やコレステロールなど体内のゴミが多い状態ーです。そのせいでゴミ捨てを担う解毒器官である腎臓自体も弱ってきているということです。
透析患者の原因疾患は、現在は糖尿病の合併症の糖尿病性腎症が圧倒的に多いですが、最近増加傾向なのは動脈硬化が原因で腎臓の糸球体が破壊される腎硬化症です。
そもそも腎臓は加齢とともに機能低下が起こります。特に40代以降は糸球体が壊れて中身がスカスカになり縮んで機能が低下していく変化が顕著になってきます。そこに高血圧や糖尿病や慢性糸球体腎炎などが重なりCKDへ急激に進んでしまいます
腎臓は予備機能を備えている
重要なのが、腎臓という臓器の特性です。体内で2個存在する臓器、目や耳もそうかもしれませんが、常に全力を出す設定になっておらず、余力を残しているということです。
あくまでイメージではありますが、MAX50ずつ×2で100に近い、というイメージです。
腎臓一個あたりでは常に余力を残している。どうしても2割のハチやアリは働かないという話に近いです。
「働かない」のではなく、「余力を残している」状態、8割程度で機能を果たせるようにしてトラブルに備えるというリスクヘッジなのだと思います。
それが腎臓でも言えるのだと考えています。そのために私たちは、腎臓を一個とっても普通に生きていけるわけです。余力がなければ2個で成り立っていたものが1個で成り立つわけがないのですから。
余力を出させるためには血流を上げることが重要ということが言われています。
こういった腎臓の特性を掴むと、血流を良くする漢方の必要性が分かると思います。
”腎臓が悪化した理由”
の体質改善がキモ
病院では主に、腎機能の悪化を遅らせ、合併症を予防する治療に注力します。
そうして腎臓の機能を長持ちさせるというところに重きが置かれるという事です。
漢方では、そもそもなぜ悪くなったのか?を考えます。
例えば腎臓が悪くなる理由になっている糖尿病やメタボリックシンドロームのような代謝障害の状態を放置したままでは、体の環境は常に炎症状態のため、回復力がつきません。根本的な悪化原因を抱えたままではやがて、維持も困難になるのは想像できます。
血圧や血糖値、尿酸値、コレステロールの数字をコントロールするために多くの方が薬を飲んでいますが、薬が必要になるくらい体の代謝が落ちていて、血糖や尿酸、コレステロールというゴミが体内に過剰になっているのです。
きちんとゴミを 捨てられる、解毒が得意な体に変えていく体質改善が必要です。
これは漢方が最も得意とすることです。
氷山の下の部分の改善は
漢方が最も得意とすること
漢方ではCKDを「腎(じん)」のトラブルだと考えます。腎は五臓の一つであり人間の生命の根源的な力の腎精を貯蔵し、人の成長・発育・生殖・老化をつかさどり、また水分、体液の代謝をつかさどる臓腑として考えられています。
現代の腎臓と重なる部分も多いですよね、また最近では「腎臓が寿命を決めている」という研究も有名になってきており、まさに漢方の腎の考え方の事を腎精と表現していることにもつながってきます。
そしてここで重要なのが、老化することを腎虚といって、腎機能を含め老化、加齢による症状を改善予防する「補腎薬」という漢方があるということです、これは西洋医学にはない考え方だと思います。
またCKDは血流や体液内の老廃物とも関係が深く、漢方ではドロドロ血液のことを「血瘀(けつお)」、老廃物の事を「痰飲(たんいん)」と呼びます。
老化現象でもある「五臓」の腎の機能を補腎薬で高めて、血瘀や痰飲をとることで根本的な代謝障害や腎臓の重症化を防ぐというのが、漢方的な理論です。ドロドロ血液は「肝臓」と関わりが深く、痰飲という老廃物は漢方では脾(ひ)といって消化器系の関わりが深いです。今で言う腸です。
つまり解毒と一言で言っても、重要なのは肝臓・腎臓・腸。どれが欠けてもうまくいきません。
西洋医学的にも解毒の臓器は肝臓と腎臓と腸です。
同時に全て整えることが、結果として数値が悪くなった腎臓の機能低下を止めることに結びつくと考えています。
解毒の臓器「肝・腎・腸」
医学的にも人体の解毒は便と尿が解毒の95%を占めます
出ていないならその対策が必要ですが、便、尿が出ていてもちゃんと毒素が出ていなければいけません。
最終的にはコレステロール、尿酸、血糖、脂肪も便や尿に混ざって体から出すのです、大事なのは「出す力、解毒力」です。
肝臓から腸を経て便として出すパターンが約75%の解毒
肝臓から腎臓を経て尿として出すパターンが約20%の解毒を担当していると言われます。
水に溶けるものは尿として、溶けないものは便として有害物質を出すのです。
解毒機能は繋がっており、例えば肝臓の機能が落ちれば腸や腎臓が助けますが、
それはつまり肝臓に負担をかけるという言い方もできます。
腸内環境が悪い場合も肝臓や腎臓の機能が落ちたり負担をかけたりする。
こうして肝・腎・腸全て相互に関わっているのです。
肝・腎・腸を整えていく、そのために当店では
・腎を元気にする補腎の漢方
・肝を元気にする血瘀の漢方
・脾を元気にする腸活 をご提案しています
腸活は漢方ではありませんが、体調や症状によっては脾を元気にする漢方もご提案することが多いです。
漢方には「未病(みびょう)」という考え方があり、病気になってからではなく病気にならないように
未病の時に先手をうてる医療技術として発展してきました。
体質自体の改善を目指し、透析を防ぐというのは漢方の未病を治す考え方と合っています。
eGFR60以下になったらすぐにとりかかろう
基準値内でも検診で悪化傾向が3回続けば注意が必要です
特に高血圧や糖尿病を健康診断で指摘されてる方や、腎機能低下のリスクが高いと言われている、生まれた時の体重が2500g未満の方は追加で配慮が必要です。
また腎臓は心臓とも関わり(心腎関連)、CKDの重症度が上がるほど、心血管疾患の発症リスクが高くなることもわかっております。
「GFR」は腎臓の糸球体という血液ろ過装置の濾過する力のことで、
GFR60以下は、1分間で糸球体が濾過できる血液が60ml以下になってしまった状態ということです。
この辺りから慢性腎臓病が始まります、初期なので症状が少ないと思いますが、夜間尿が増えたり、血圧が徐々に上がり出すなどがみられるかもしれません。
腎臓は一度機能が「低下してしまうと、治すのが難しい」臓器です
CKDを進ませない、現状維持を目指し、早めの取り組みが大切です
ぜひお一人でお悩みにならず
一度ご相談ください

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